私は52歳、独身。
結婚できるほどの器量もない、ただの中年のおじさんだ。
都内の片隅で、ひっそりと生息している。

50歳を過ぎたあたりから、これから先の人生をどう生きていくのか、自然と考えるようになった。
年金はほとんど払ってこなかったから、将来もらえるのは月に6万円ほど。貯金も、正直なところ、ほとんどない。

そんな現実を前にして、母親を見送ったあとは、遠くにある父の墓に母を納め、兄弟のどちらかが生き残ったら、最後は「墓じまい」を託そう――そんなことまで考えていた。
墓のある寺の住職にも、その胸の内を話したことがある。「そんなふうに考えています」と。

60歳になったら都営住宅を申請し、月6万円ほどの年金で、静かに、そして細々と、死ぬまで暮らしていくのだろう。
そんな未来を、取り留めもなく思い描いていた。

――そう、あの日までは。

ABOUT ME
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初めまして「まさまさ」です。20年間パチンコ店で働くおじさんです。パチンコ」はあまりしなくなりましたが、それでもこの業界が好き働いています。年齢を重ね更新の指導の復習を兼ねて職業としてのパチンコ店を紹介したいと思っております。